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Cocolo Project Vol.10 東北 寒澤島
仙台市塩釜港から船で離島「寒風澤島/さぶさわじま」に渡りました。

津波で塩を被り瓦礫の下敷きになってしまった田んぼ、
誰もが復興不能といいました。
そんな中立ち上がった宮城県の 岩渕先生率いる「NPO法人田んぼ」さんの
呼びかけのもとに、全国から沢山のボランティアが一枚の田んぼを
復活させようと、あの惨事の直後から果敢に挑んだことから、
震災1年を過ぎた今年のはじめには、あちらこちらで
田んぼの復活ボランティ活動が始まりました。
農家にとって生きるという事と直結している田んぼの復興は
まさに未来に一筋の光、希望の光となります。
避難所で今必要なモノはなんですか?と訪ねて回った時に、
多くの皆さんが「桑が欲しい」「畑に出て仕事をしたい」
とおっしゃっていたことは、生きるとは、について
とっても大切な事を教えられた瞬間で、ボランティアの心得として
決して忘れてはならない重要なメッセージだったと思います。
「全てを用意する」ことは良かれとしたことでも実は
現地に住む人々、故郷の人々にとっては決して本当の助けではなく、
「衰退の助け」にもなってしまうということ。
現場ですべき仕事は山ほどあります。
しかし大切なのは、止まってしまったエンジンを
再び復活させサイクルしていく、それ迄のお手伝いだという事。
お歳を召した米農家のお父さんお母さん達がいつも元気だったのは、
「毎日毎日畑に出ていたから」、ということを教わりました。
「数ヶ月感避難所に閉じ込められて足腰がたたんようになってしもうた」
というお話をお聞きしました。
何もしないで下さいと言われるのが辛いと。
私達ボランティにとっての「自己満足」が過ぎてしまい、
善意の押し売りになってしまう、そんな場面を被災地で何度も
目にして来ました。
震災直後に見た光景を思い出しますと、本当に奇跡の復活だということが
よくわかり、今回の稲刈りが実現したことは、私達のとっても此の上ない喜びです。




復活した田んぼは、農法も復活しました。
伝統農法「冬水たんぼ」無農薬農法。
冬にお水張ることで生物多様性を生かした豊な土作り。
重機は一切使わず手植え、手稲刈り、と全てが手作業。
田んぼの下には粘度層があることで水が溜まり、
微生物が発生し生き物の連鎖が活発になる。
そのことが豊かな土へと育って行くのです。
重機を入れれば途端に粘度層が割れ水がぬける。
そのためにどんな大きな瓦礫も、瓦礫撤去は全て手作業でやる。
この瓦礫の量を撤去するために全国からこの田んぼに
1000以上の人達が関わったのです。
そんな奇跡の田んぼを見ていると
「あぁこんなにも美しい田んぼがあったのだろうか」、と思うのと同時に
継続してサイクルさせていかねば意味がない、と
改めてメンバーと決意を共にしました。

カマで刈った稲は8束ほどに纏めて、ヒモでは無く、稲で結んで行きます。
自然物しか使わない、これが本来の姿で伝統の縛り方なのですね。
縛った稲はこれまた手作業で運び干していきます。
こちらはお昼休憩中♪


稲刈り作業完了!を祝って学生ボランティアの皆と「祝ジャンプ」をしてきました♪


津波で塩を被り瓦礫の下敷きになってしまった田んぼ、
誰もが復興不能といいました。
そんな中立ち上がった宮城県の 岩渕先生率いる「NPO法人田んぼ」さんの
呼びかけのもとに、全国から沢山のボランティアが一枚の田んぼを
復活させようと、あの惨事の直後から果敢に挑んだことから、
震災1年を過ぎた今年のはじめには、あちらこちらで
田んぼの復活ボランティ活動が始まりました。
農家にとって生きるという事と直結している田んぼの復興は
まさに未来に一筋の光、希望の光となります。
避難所で今必要なモノはなんですか?と訪ねて回った時に、
多くの皆さんが「桑が欲しい」「畑に出て仕事をしたい」
とおっしゃっていたことは、生きるとは、について
とっても大切な事を教えられた瞬間で、ボランティアの心得として
決して忘れてはならない重要なメッセージだったと思います。
「全てを用意する」ことは良かれとしたことでも実は
現地に住む人々、故郷の人々にとっては決して本当の助けではなく、
「衰退の助け」にもなってしまうということ。
現場ですべき仕事は山ほどあります。
しかし大切なのは、止まってしまったエンジンを
再び復活させサイクルしていく、それ迄のお手伝いだという事。
お歳を召した米農家のお父さんお母さん達がいつも元気だったのは、
「毎日毎日畑に出ていたから」、ということを教わりました。
「数ヶ月感避難所に閉じ込められて足腰がたたんようになってしもうた」
というお話をお聞きしました。
何もしないで下さいと言われるのが辛いと。
私達ボランティにとっての「自己満足」が過ぎてしまい、
善意の押し売りになってしまう、そんな場面を被災地で何度も
目にして来ました。
震災直後に見た光景を思い出しますと、本当に奇跡の復活だということが
よくわかり、今回の稲刈りが実現したことは、私達のとっても此の上ない喜びです。




復活した田んぼは、農法も復活しました。
伝統農法「冬水たんぼ」無農薬農法。
冬にお水張ることで生物多様性を生かした豊な土作り。
重機は一切使わず手植え、手稲刈り、と全てが手作業。
田んぼの下には粘度層があることで水が溜まり、
微生物が発生し生き物の連鎖が活発になる。
そのことが豊かな土へと育って行くのです。
重機を入れれば途端に粘度層が割れ水がぬける。
そのためにどんな大きな瓦礫も、瓦礫撤去は全て手作業でやる。
この瓦礫の量を撤去するために全国からこの田んぼに
1000以上の人達が関わったのです。
そんな奇跡の田んぼを見ていると
「あぁこんなにも美しい田んぼがあったのだろうか」、と思うのと同時に
継続してサイクルさせていかねば意味がない、と
改めてメンバーと決意を共にしました。

カマで刈った稲は8束ほどに纏めて、ヒモでは無く、稲で結んで行きます。
自然物しか使わない、これが本来の姿で伝統の縛り方なのですね。
縛った稲はこれまた手作業で運び干していきます。
こちらはお昼休憩中♪


稲刈り作業完了!を祝って学生ボランティアの皆と「祝ジャンプ」をしてきました♪
